グラン・ビア（Gran Vía）はマドリードで最も有名で賑やかな幹線道路と言えましょう。市内有数の人気店が何軒も揃った、100年以上の歴史を持つ全長1,300メートルの美しい通り。毎年1,000万人以上が足を運ぶ、素晴らしい屋外ショッピングモールです。

最近になって緑化や革新的な都市整備、交通網の重要な改修が行われたグラン・ビア（Gran Vía）通り。車や大気汚染を削減し、歩行者にやさしい通りへと生まれ変わりました。歩行者用道路を新設・拡張し、ショッピングにもさらに便利になるとともに、スペイン広場とカジャオ広場の間の上り区間には、自動車用車線とは独立した自転車用車線も整備されました。

グラン・ビアの起点は東。アルカラ通り（Calle Alcalá）との合流点から始まり、3つの区間に分かれてスペイン広場（Plaza de España）まで続いています。

アルカラ（Alcalá）からレッド・デ・サン・ルイス（Red de San Luis）まで

最初のこの区間は建築的な美しさが際立ち、大手フランチャイズチェーンや世界的なブランドの進出にも影響を受けず存続してきた老舗が複数あります。中でも特筆に値するのが、8番地にあるLOEWEの気品あふれる店舗、高級時計の殿堂である宝飾店Grassy（1番地）、ビクトリア・エウヘニア王妃の首をエメラルドで飾った宝飾店Sanz、そしてスアレスファミリーによって2010年に創業された高級ジュエリーショップAristocrazyでは、予算に合った諸ピングが楽しめます。

これらの店は、グラン・ビアが卓越性とエレガンスの代名詞であった頃の名残をとどめています。しかし、新しい時代の訪れとともに、グローバルに展開するカジュアルブランドの店がオープンするようになりました。この最初の区間には、15番地のNew Balanceや21番地のAdidasなど新しい店があります。グラン・ビアは21番地でモンテラ通り（Calle Montera）と交差しており、そこから2番目の区間が始まっています。

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レッド・デ・サン・ルイスからカジャオ（Callao）まで

モンテラ、フエンカラル（Fuencarral）、オルタレサ（Hortaleza）の各通りの合流点（レッド：道路網）は、レッド・デ・サン・ルイスとして知られています。ここからグラン・ビアで最も人通りの多い中心的な区間が始まります。映画館があった場所に位置する大型店舗や、パリのアーケード街を意識していた同様のショッピングスポットに再び全盛期をもたらしている大型店舗があります。

28番地にはテレフォニカビル（Edificio Telefónica）があります。通信会社テレフォニカの本社であったこの建物には、最新技術の製品を扱う大型店舗と文化スペースが入っています。この区間には、Bershka、Stradivarius、Cortefielなど、あらゆる趣味に合わせたファッションブランドが数多く店を構えています。その他、 37番地のH&M、34番地のZARA、31番地のレアル・マドリード（Real Madrid）オフィシャルショップ（改装工事のため現在閉店中）、32番地PRIMARKも多くの人で賑わいを見せています。H&Mの店舗からは、昔の映画館Avenidaと、ナチスのスパイや、エヴァ・ガードナー、ゲイリー・クーパーなどのスターも足を運んだ伝説的なダンスホールPasapogaの華やかな雰囲気が今でも感じられます。また、圧倒的な存在感のPRIMARKは人々を熱狂させました。高級ジュエリーブランドのSwarovski（Serrano, 44）やシューズショップGeox（Gran Vía, 50）を訪れてみるのもよいでしょう。

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世界的なファッションブランド店が多数立ち並ぶこの区間、29番地のLa Casa del Libroは、足を止め、時間を忘れて過ごす価値のある店です。この書店は20世紀の証人であり、ベストセラーの小説から専門の学術書まで、非常に充実した品揃えを維持しています。

27番地には、ジーンズパンツの専門店 Salsa Jeansとコスメの新しい旗艦店Douglasが、また38番地には、新製品の品揃えも充実した ナイキ（Nike） のオフィシャルショップがあります。

Gran Vía 18 に位置するメガ ストア WOW Concept は、各種ブランドのさまざまな製品を提供するショッピング センターです。インターネットで生まれた数多くのブランドや伝統的な企業の製品を取り揃えるほか、娯楽施設や革新的なレストランも備えています。 オンライン、オフラインの両方において、ユニークで差別化されたショッピング体験を消費者に提供しています。

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カジャオからスペイン広場

カピトルビル（Edificio Capitol）とSchweppesの有名な電飾広告の下、グラン・ビアの最後の区間が始まります。ここからスペイン広場までは、観光客向けの土産店が非常にたくさんある他、41番地のBenetton、51番地のLacoste、アトレティコ・デ・マドリード（Atlético de Madrid）ショップなど際立つ店舗もあります。ショッピングの小休憩には、グラン・ビア通り58番地のスターバックス（Starbucks）が、おすすめです。その他のオプションとしては、サルバドール・バチジェール（Salvador Bachiller）の Jardín Secretoがあります。マドリードの中心にある憩いの場であり、バッグ、財布、靴などのショッピングをはじめ、最上階にはカフェテリアを備えています。

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グラン・ビア通りの48番地には、ヨーロッパ最大級のHuawei のショップがあります。最新の商品や家族ぐるみで楽しめるインタラクティブアクティビティ、最新テクノロジーのほか、ワークショップ、マスタークラス、講習を提供しています。