マドリードは国際的なビジネス拠点であるとともに、企業幹部を養成する都市でもあり、学位と教授法の革新性を評価する、国際的に重要なリストに名を連ねています。この街は、意欲的な学生に人気がある教育の中心地になっています。あなたがそのような学生の一人で、将来、大企業の経営陣の一員になることを目指しているなら、教授法だけでなく、経済的費用と入学条件も考慮した上で、最もふさわしいスクールを選ぶための情報をご紹介します。

IESE Business School University of Navarra (Camino Cerro del Águila, 3)

1958年に設立されたナバラ大学の名高いIESEビジネススクールは、最近キャンパスをマドリードに拡大し、大学都市（Ciudad Universitaria）からそれほど遠くない場所に、新しい教室を開きました。 イギリスの『ファイナンシャル・タイムズ』紙は、2015年以来、同校を幹部教育の世界ランキング1位に選んでおり、2021年には『エコノミスト』誌が同校をMBAプログラムの世界1位にランク付けしました。

ESDEN Business School (Ponzano, 87)

1万人の学生と10年の経験を有するESDENビジネススクールは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンスやミラノのファッションスクール・マランゴーニ学院などの著名大学と様々な協定を結んでおり、学生はスペイン国外へ研修旅行をして、学習体験を履歴書に加えることができます。教授法は、同校が「Reverse」と呼ぶ授業（知識を最大限に活用するため、授業前に学生が自習）と、活動による学びに焦点を当てています。

IE Business School (María de Molina, 31)

1973年にInstituto de Empresaという名称でマドリードに開校したIE Business Schoolでは、フルタイムまたはパートタイムでの学習が可能です。 Master of Business Administrationは、Tech MBA、International、Global Online MBAの3部分に分かれています。授業は英語で行われます。IE Business Schoolが『ファイナンシャル・タイムズ』紙発表の世界の優れたビジネススクールリストの12位にランクインしていることは、特筆に値します。

EAE Business School (Joaquín Costa, 41 / Príncipe de Vergara, 156)

Planetaグループ系列のこのアカデミーは、ビジネス界での長い歴史を誇っています。1958年に設立され、International MBA、Global Executive MBAの授業の他、マーケティング、商取引、経営管理、ビジネス、物流と運営、コミュニケーション、財務、会計、人事など、様々な分野の修士課程が設置されています。履修プログラムの費用全額を、36か月までの分割払いができるという特徴があります。

Centro de Estudios Financieros (Ponzano, 15)

1977年にInstituto de Estudios Financierosという名称で設立されたこの学校は、マドリードの本部の他に、バルセロナ、バレンシア、ドミニカ共和国にも展開しています。1984年に税制、税務コンサルティング、上級会計学を最初の修士課程として提供した後、人事、法務・労務コンサルティング、銀行、財務、衛生管理、国際経営管理、法律、会計監査、デジタルマーケティング、ビッグデータなど、他の分野にも拡大してきました。CEFグループは2006年に、「オンライン」で公式の学士、修士、博士課程のコースを提供するマドリード通信大学（UDIMA）も創設しました。

マドリード商業会議所（Cámara de Comercio de Madrid） (Pedro Salinas, 11)

マドリード商業会議所の養成機関では、ビジネス関連の授業を行っています。教師の大半がビジネス分野の専門家で、ビジネスの実態に合わせた授業になっているため、現実の実用的な内容で、MBAやExecutive MBAを学ぶことができます。企業向けの継続的教育や正規の専門教育の他、経営の修士課程と上級講座も提供しています。また、各企業のニーズに合わせた研修のデザインも行っています。

EOI, Escuela de Organización Industrial (Gregorio del Amo, 6)

1955年に創設されたスペイン初のビジネススクールであり、ヨーロッパでも初期に誕生したビジネススクールの一つに数えられています。同校はその歴史を通して重要な節目を幾度か迎え、スペイン最古の知識と教育の機関としての地位を確立しました。1994年にはEUの構造基金の支援を受け、起業家と中小企業向けの教育を行う最初のビジネススクールになり、2013年には他のスクールに先駆け、ビッグデータの高等教育を行いました。同校の修士課程は、MBA とExecutive MBAに加え、デジタルトランスフォーメーション、品質管理とプロセス・リエンジニアリング、ビッグデータ分析、エンジニアリングと環境管理、再生可能エネルギー、エネルギー市場に及んでいます。

ESCP Business School (Arroyofresno, 1)

1819年に設立されたこの国際的なビジネススクールは、ヨーロッパの多文化主義に基づき、あらゆる人々に開かれています。ベルリン、マドリード、ロンドン、パリ、トリノ、ワルシャワに相互に接続された6つのキャンパスがあるため、どの国でも講座を修了することが可能です。同校では、博士課程、専門課程、サマーコースの他、MBA、Executive MBA、国際MBA、財務、ビジネス、経営の様々な修士課程を学ぶことができます。

IMF Business School (Bernardino Obregón, 25)

20年以上前の開校以来、現在スペイン国内外の大手企業の管理職に就いている、14万人以上の学生を教育してきました。同校では、企業の経営管理を学び、欧州高等教育圏（EHEA）に属する大学が認定する学位が得られます。また、マーケティング、戦略、運営、財務などの分野も履修できます。オンラインと対面式で、900以上の独自の教育プログラムがあります。